障害の重さで進路はどう変わる?親の自由時間も含めてリアルに解説

障害児子育ての悩み


障害のある子どもを育てていると、将来についてこんな不安を感じることがあります。

「この子は将来どんな進路になるんだろう」
「働けるのかな?」
「正直…自分の時間はできるのだろうか」

親としては、子どもの将来が一番大事。
でも同時に、親自身の生活や働き方も現実的に考える必要があります。

この記事では、

  • 障害の重さによる進路の目安

  • 卒業後の主な選択肢

  • 進路ごとの親の自由時間の目安

を、できるだけリアルな形でまとめました。

これからの生活をイメージする参考になれば嬉しいです。


障害のある子どもの主な進路

まず、卒業後の進路は大きく分けると次の5つです。

① 一般就労
一般企業で働く形。障害者雇用枠を利用することも多いです。

② 福祉的就労
就労継続支援A型・B型など、福祉サービスを利用しながら働く形。

③ 生活介護(通所施設)
日常生活の支援を受けながら日中活動を行う場所。

④ 進学
高校・専門学校・大学など。

⑤ 地域活動支援センターなど
社会参加や居場所づくりを目的とした施設。

ここからは、障害の程度ごとに「よくある進路」を見ていきます。


比較的軽度の場合(一般就労も視野)

学校

  • 通常学級

  • 通級

  • 支援学級

  • 特別支援学校

など様々です。

卒業後の進路

  • 高校 → 専門学校・大学 → 就職

  • 高校 → 一般就労

  • 特別支援学校高等部 → 就労移行支援 → 就職

  • コミュニケーションはできる

  • ただし配慮が必要

この場合

通信制高校 → 就労移行支援 → 障害者雇用

というルートもよくあります。


親の自由時間(目安)

一般就労できる場合、親の時間はかなり増えます。

フルタイム勤務

8:30〜17:00
親の自由時間 約8〜9時間

パート勤務(障害者雇用)

10:00〜15:00
親の自由時間 約4〜5時間


中等度の場合(支援があれば作業可能)

学校

  • 特別支援学級

  • 特別支援学校

が多くなります。

卒業後の進路

  • 就労継続支援A型

  • 就労継続支援B型

  • 就労移行支援

  • 生活介護

など。

  • 単純作業はできる

  • ペース配分が苦手

  • 対人関係が苦手

この場合

特別支援学校 → B型事業所 → A型や障害者雇用

というステップもあります。


親の自由時間(目安)

就労継続支援A型

9:00〜15:00前後

親の自由時間 約5〜6時間


就労継続支援B型

10:00〜15:00前後

ただし短時間利用も多く

親の自由時間 約3〜5時間


重度の場合(常時支援が必要)

学校

多くの場合

特別支援学校

に通います。

卒業後の進路

  • 生活介護

  • 医療型施設

  • 重症心身障害者施設

  • 地域活動支援センター

などが中心です。

  • 車いす

  • 発語なし

  • 全介助

この場合

特別支援学校高等部 → 生活介護

が一般的です。


親の自由時間(目安)

生活介護は日中活動が中心です。

典型的な時間

9:00〜16:00

親の自由時間 約6〜7時間

送迎がある施設なら、
親の負担はさらに軽くなります。


グループホームに入居した場合

将来的に多くの家庭が検討するのが

グループホーム

です。

少人数で生活し、スタッフが生活支援を行います。

生活イメージ


起床・食事・通所準備 → スタッフ支援

日中
就労・生活介護など


入浴・夕食・就寝 → スタッフ支援


親の自由時間

グループホームに入ると、生活の大部分が施設側の支援になります。

つまり

親の自由時間はほぼ終日

になります。

ただし

  • 通院付き添い

  • 行政手続き

  • 面会

などの関わりは続きます。


進路ごとの「親の自由時間」まとめ

進路 利用時間 親の自由時間
特別支援学校 9:00〜15:00 約6時間
一般就労 8:30〜17:00 約8〜9時間
障害者雇用パート 10:00〜15:00 約4〜5時間
就労継続支援A型 9:00〜15:00 約5〜6時間
就労継続支援B型 10:00〜15:00 約3〜5時間
生活介護 9:00〜16:00 約6〜7時間
グループホーム 24時間支援 ほぼ終日

親が元気なうちに準備しておきたいこと

将来の負担を減らすために、少しずつ準備できることがあります。

生活面

  • お金の使い方

  • 家事

  • 移動

など、できることを少しずつ増やす。

支援体制

  • 相談支援専門員

  • 通所施設

  • グループホーム

と早めにつながる。

経済面

  • 障害年金

  • 手当

  • 将来の生活費

を整理しておく。


まとめ

障害の重さによって、進路の傾向はある程度あります。

しかし実際には

  • 本人の特性

  • 家庭の考え方

  • 地域の支援

によって大きく変わります。

そしてもう一つ大切なのが、
親の生活を守ることです。

親が疲れ切ってしまうと、
長い子育ては続きません。

福祉サービスを上手に使いながら、
子どもも親も安心して暮らせる形を見つけていきましょう。