身体障害者手帳の等級とは?判定基準やメリットをやさしく解説!

知って得する福祉制度ガイド


身体障害者手帳って、等級によって何が違うの?

等級が上がると、どんな支援が受けられるの?子どもでも手帳はもらえる?
――そんな疑問を持つ方へ、この記事では身体障害者手帳の等級や判定基準、取得するメリットまでをわかりやすくまとめました。

障害のあるご本人やご家族が、少しでも安心して暮らせるように、制度のポイントを押さえておきましょう。


身体障害者手帳の等級は1級〜6級(障害によっては7級まで)

身体障害者手帳には、障害の程度に応じて「1級~6級」の等級が設けられています。数字が小さいほど障害が重く、手厚い支援が受けられる仕組みです。

一部の障害では7級もありますが、7級単独では手帳の交付対象にはなりません(ただし、7級が2つ以上ある場合や他の障害と重複する場合には交付されることがあります)。


等級の基準は障害の種類ごとに異なる

等級は障害の部位や機能の低下具合に応じて細かく定められています。たとえば以下のような違いがあります。

障害種別 等級 主な判定例
視覚障害 1~6級 両眼の視力が0.01以下など
聴覚障害 2~6級 両耳の聴力が100dB以上
肢体不自由(手足) 1~7級 歩行やひも結びなどの動作で判定
内部障害(心臓・腎臓など) 1~4級 医療機器依存や生活の制限度で判断
言語・そしゃく障害 3~4級 発音の困難さや食事動作の困難さ

障害の種類によって判定方法も異なり、「ひも結びの本数」「歩行距離」「視力や視野」など、客観的なデータや医師の所見で判断されます。


精神・知的障害の等級判定はどう違うの?

身体障害とは別に、精神障害者保健福祉手帳や知的障害については、以下のような基準で等級が決まります。

精神障害の場合(精神障害者保健福祉手帳など)

  • 日常生活の7場面(食事・外出・会話など)でどの程度自立しているかを4段階で評価

  • 日常生活全体の制限度を5段階で評価

  • 通院・病状・就労状況なども加味して最終的な等級を決定

知的障害の場合(療育手帳など)

  • IQ(知能指数)70以下を基準に、「軽度」「中度」「重度」などに区分

  • 行動観察や生活能力も合わせて判断されます


7級単独では手帳はもらえない?【例外もあり】

7級は比較的軽度の障害にあたるため、単独では手帳交付の対象になりません
ただし、

  • 7級が2つ以上ある場合(例:両手の軽度障害)

  • 7級と6級以上の他の障害がある場合

などは、例外的に手帳交付の対象になります。実際の判定は自治体での個別判断となりますので、相談してみるのがおすすめです。


子どもでも身体障害者手帳はもらえるの?

はい、18歳未満の子どもでも取得できます

申請は保護者が代行でき、児童相談所や指定医の診断をもとに審査されます。
就学や医療、日常生活での支援が受けやすくなるため、早めの相談がおすすめです。

取得することで得られるサポート(子どもも対象)

※成人になると基準が変わり、等級が変動することもあるため、18歳を迎える前に再確認を。


身体障害者手帳を取得するメリットとは?

身体障害者手帳を持っていることで、以下のような支援や優遇が受けられます。

経済的メリット

  • 医療費の自己負担軽減(1割負担や助成制度あり)

  • 所得税・住民税・自動車税などの減免

  • 公共交通機関や美術館・博物館の割引

生活・福祉支援

等級や自治体によって内容は異なるため、詳細はお住まいの福祉担当窓口へ。


まとめ:手帳の取得で暮らしをより安心に

身体障害者手帳の等級は、障害の種類と程度に応じて細かく決められており、適切な等級認定を受けることで、医療・生活・就労・教育など幅広いサポートを受けられるようになります。

子どもでも申請可能であり、将来の備えとしても早めの相談・申請が大切です。