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障害児がいる家庭の確定申告のやり方|障害者控除の書き方と必要書類

障害児がいる家庭の確定申告のやり方|障害者控除の書き方と必要書類

※本記事にはプロモーション(広告)が含まれる場合があります。

障害のあるお子さんを育てていると、「確定申告で障害者控除を受けられるらしいけど、何をどう書けばいいの?」と迷いますよね。

とくに多くの方がつまずくのが「療育手帳のコピーって提出するの?しないの?」という点。調べてもはっきり書いてある情報が少なく、書類をそろえてから窓口で聞く…という方も少なくありません。

結論から言うと、療育手帳のコピーの提出は原則不要です(申告書に手帳の情報を記入するだけでOK。詳しくは本文で解説します)。

この記事では、障害児がいる家庭の確定申告について、以下の流れでわかりやすく解説します。

  • そもそも確定申告が必要?(会社員・自営業別)

  • 障害児家庭が使える控除の種類と金額

  • 必要書類(手帳のコピーは要る?)

  • e-Tax(スマホ)での具体的な入力手順

  • 過去5年分さかのぼれる「還付申告」

そもそも確定申告は必要?【会社員・自営業別】

まず、「自分は確定申告をする必要があるのか」を整理しましょう。

働き方・状況 確定申告は?
会社員で、年末調整で障害者控除を申告済み 原則不要
会社員で、年末調整に障害者控除を書き忘れた 確定申告(還付申告)をすると税金が戻る
会社員で、医療費控除やふるさと納税(ワンストップ以外)も使いたい 確定申告が必要
自営業・フリーランス 確定申告が必要(障害者控除も申告書に記入)
会社に子どもの障害を知られたくない 年末調整に書かず、自分で確定申告すればOK

ポイントは、会社員でも「確定申告をしたほうが得になるケース」があることです。年末調整で書き忘れた控除は、確定申告をすれば取り戻せます。

なお、会社員で年末調整だけで完結する方は、こちらの記事で申告書の書き方を解説しています。

障害児家庭が使える控除の種類と金額

障害のあるお子さんを扶養している場合、障害者控除が受けられます。区分と控除額は次のとおりです(令和7年度時点)。

区分 所得税の控除額 住民税の控除額
障害者(療育手帳 中度・軽度など) 27万円 26万円
特別障害者(療育手帳 重度・最重度など) 40万円 30万円
同居特別障害者(特別障害者と同居) 75万円 53万円

重度判定のお子さんと同居している場合はほとんどが「同居特別障害者」に該当し、控除額が最も大きくなります。どの手帳・等級がどの区分になるかは、こちらの記事で詳しく解説しています。

なお、特別児童扶養手当や障害児福祉手当などの手当は非課税のため、確定申告で収入として申告する必要はありません。

必要書類|療育手帳のコピーは提出する?

確定申告で障害者控除を受けるときに用意するものは、意外とシンプルです。

  • 源泉徴収票(会社員の場合。手元で数字を確認するために使用)

  • 療育手帳・身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳など(手元で確認する用

  • マイナンバーカード(e-Taxを使う場合)

  • 還付金を受け取る銀行口座の情報

そして冒頭の疑問の答えです。療育手帳のコピーの提出は、原則として不要です。

申告書には「障害者控除の対象者の氏名」と控除区分を記入(e-Taxなら画面で選択)するだけで、手帳そのものやコピーの添付は原則として求められていません。手帳は「自分で等級を確認するために手元に置いておくもの」と考えるとわかりやすいです。

ただし、後日税務署から内容の確認を求められる場合はあります。手帳は捨てずに(当然ですが)保管し、申告した年の等級がわかる状態にしておきましょう。

e-Tax(スマホ)での入力手順【5ステップ】

いまは税務署に行かなくても、スマホとマイナンバーカードがあれば自宅で申告できます。国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を使った流れは次のとおりです。

  1. 国税庁「確定申告書等作成コーナー」にアクセスし、「作成開始」→ e-Tax(マイナンバーカード方式)を選ぶ

  2. マイナポータルアプリでマイナンバーカードを読み取り、ログインする

  3. 源泉徴収票の内容を入力する(カメラで読み取れる場合もあります)

  4. 「障害者控除」の欄で対象のお子さんを選び、区分(障害者/特別障害者/同居特別障害者)を選択する。手帳の種類と等級を見ながら選べばOK

  5. 還付金の受取口座を入力して送信。還付金は通常1か月〜1か月半ほどで振り込まれます

最初の設定(マイナンバーカードの読み取りなど)さえ越えれば、入力自体は30分もかかりません。2年目以降はデータを引き継げるのでさらに楽になります。

くわしい操作方法は、国税庁の公式サイト(確定申告書等作成コーナー)で確認できます。

申告し忘れていても大丈夫|過去5年分の還付申告

「うちの子、手帳を取ったのは3年前。ずっと障害者控除を申告していなかった…」という方、あきらめないでください。

払いすぎた税金を取り戻す還付申告は、対象の年の翌年1月1日から5年間できます。たとえば3年分さかのぼって申告すれば、数万円〜十数万円が戻ってくるケースもあります。

やり方は通常の確定申告とほぼ同じで、確定申告書等作成コーナーで「過去の年分」を選んで作成するだけです。年ごとに1件ずつ作成する必要がある点だけ注意しましょう。

医療費控除との併用も忘れずに

障害のあるお子さんがいると、通院・リハビリ・装具などで医療費がかさみがちです。1年間の医療費が家族合計で10万円(所得によってはそれ以下)を超えた場合、医療費控除も併用できます

通院のための交通費(公共交通機関)も対象になる場合があるので、領収書や記録は捨てずに残しておきましょう。障害者控除と医療費控除は同じ確定申告の中でまとめて申告できます。

よくある質問(FAQ)

Q. 確定申告で療育手帳のコピーは提出が必要ですか?

A. 原則不要です。申告書(またはe-Taxの画面)に対象のお子さんの氏名と控除区分を記入・選択するだけで申告できます。ただし後日確認を求められる場合があるため、手帳は手元に保管しておきましょう。

Q. 年末調整で障害者控除を書き忘れました。もう間に合いませんか?

A. 間に合います。確定申告(還付申告)をすれば取り戻せて、過去5年分までさかのぼって申告できます。

Q. 特別児童扶養手当は収入として申告が必要ですか?

A. 不要です。特別児童扶養手当や障害児福祉手当などの福祉手当は非課税所得のため、確定申告に含める必要はありません。

Q. 共働きの場合、障害者控除は夫婦どちらで申告すべきですか?

A. お子さんを扶養している側で申告します。一般的には所得が多い(税率が高い)ほうで申告したほうが節税効果が大きくなる場合が多いですが、ご家庭の状況により異なるため、迷う場合は税務署や税理士に確認しましょう。

まとめ|確定申告は思ったよりかんたん

障害児がいる家庭の確定申告のポイントをまとめます。

  • 会社員でも、年末調整で書き忘れた障害者控除は確定申告で取り戻せる

  • 療育手帳のコピーの提出は原則不要。区分を記入・選択するだけ

  • e-Tax(スマホ+マイナンバーカード)なら自宅で30分程度

  • 申告し忘れは過去5年分さかのぼれる

  • 医療費がかさんだ年は医療費控除の併用も忘れずに

「確定申告」と聞くと身構えてしまいますが、障害者控除だけなら手順はとてもシンプルです。戻ってきた税金は、お子さんの療育費や家族の楽しみに回してあげてくださいね。

障害児家庭が受け取れる手当については、こちらの記事もどうぞ。

※制度・金額に関するご注意
本記事に記載の金額や制度内容は、執筆・更新時点の情報です。金額・条件は年度やお住まいの自治体により異なる場合があります。最新の情報は必ずお住まいの市区町村の窓口や公式サイト(国税庁・税務署)でご確認ください。

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